iPhoneアプリ「えいぽんたん」を4ヶ月続けてみた感想 英単語学習に効果大

以前メルマガ内の「今日の一言」でもちょっと触れたことのある英単語学習アプリ「えいぽんたん」。
今年1月から始めて、途中ちょっとサボったりもしましたが、４か月以上続けています。レベルも最大レベルのＳ６まで到達しました！
現在は復習チャレンジで全えいご力トロフィー獲得で「殿堂入り」を目指して継続中です。

僕的には、いろいろ使ってみた英単語学習アプリの中ではダントツに一番よかったアプリとなりましたので、今回は特集記事として紹介したいと思います。

えいぽんたんアプリの概要

えいぽんたんは、iPhone／androidどちらでも使える無料の英語学習アプリです。
累計１５０万ダウンロード、教育カテゴリ無料ランキングで１位を獲得した人気アプリです。「続く英語学習アプリ」と銘打っているだけあって、続けやすいことが特徴です。飽きっぽい人でもたのしみながら続けられるような機能が豊富です。
基本は英単語力をアップするための学習アプリです。（※有料課金で英語音声機能も付けられます。）
運営は株式会社ReDucate・株式会社ドリコムです。

えいぽんたんの素晴らしいところ

えいぽんたんを４か月やってみて感じた、これはいいなと思った点をまとめてみたいと思います。

レベル上げ・育成要素

続けられる理由として、このレベル上げの要素は大きいと思います。スマホアプリ（ゲーム）でも、農場運営ゲームなどの「育てる系」はついつい空き時間に立ち上げて餌をあげたりしてしまいますよね。そんな感覚で英単語学習ができます。
えいぽんたんにはそのような育成の要素が随所に散りばめられています。
・入学してくるゆるキャラにおやつ（英単語学習でもらえる）をあげて育てる
・41段階の「現在のえいご力（K++～S6）」を上げる
・ユニークなタイトルの「学習ステージ」をクリアしていく
・復習チャレンジで全えいご力トロフィーコンプリート
などなどです。

自分に合ったレベルから始められる

はじめに受ける簡単なレベル判定テストで、K++ ～ S6 までの 41段階の「えいご力」が判定されて、自分に合ったレベルからスタートとなります。
ですので、いきなり難しいレベルに放り込まれて未知の単語だらけでやる気をなくしてしまったり、逆に簡単な単語ばかりで学習効果が期待できなかったりということがありません。
僕の場合は、F++ からのスタートでしたが、1週間ほどで A までアップして、その後2週間ほどで最高レベルの S6 まで到達しました。
最初は、サクサクとレベルが上がる快感を味わえるよう、ちょっと低めのレベル設定にしてあるのかもしれませんね。

空き時間にさくっとできる

この点はかなり大きいと思います。ちょっとした空き時間（1～2分）にさくっとできます。
英単語帳を持ち歩いていたときは座った時くらいしか学習できませんでしたが、アプリだったらポケットから取り出して立ち上げればすぐに始められ、1ゲーム終了するのに１～２分です。
一日のうちに1～2分のちいさな空き時間って結構ありますので、日に４～５回とかを小分けに学習ができます。
トイレ中、立ちながらの人待ち中、食後、寝る前、テレビのCM中、電車の待ち時間などなど。歩きスマホはダメですが、正直ぼくは歩きながらもやってました（すみません）。

収録単語が幅広い

この手の英単語アプリでは収録単語に偏り（難しすぎたり、簡単すぎたり）があってやめてしまうことが多いのですが、えいぽんたんではそれがありません。
初級（中学一年）レベル（answer April drive human nine …）から、かなり難易度の高いレベル（appraisal culprit flee plaque showdown tribunal …）まで、幅広く網羅されています。
単語の選定には、英単語学習分野ではかなり評判の高いアルクの「キクタン」シリーズの単語を収録しています。
収録コンテンツ一覧
「聞いて覚える英単語 キクタン TOEIC® Test Score 600」
「聞いて覚える英単語 キクタン TOEIC® Test Score 800」
「聞いて覚える英単語 キクタン TOEIC® Test Score 990」
「標準語彙水準 SVL12000」
収録単語数は各レベル100語ずつで41レベルなので4100語となります。
頻出単語4100語をボキャビルできれば、英検2級レベル、大学受験合格レベルになれるはずです。

発音音声がついている（※課金アイテム）

僕にとってはこれがとても効果がありました。
基本無料のアプリですが、課金アイテムを購入して、オプション機能を付けられる仕様になっています。
そのなかでも、リスニング出題オプション（３０日で480円）は、おすすめです。
通常では、英単語の文字のみの出題ですが、このオプション追加で、ネイティブスピーカーの発音音声での出題「リスニング出題モード」に切り替えができるようになります。
※無料でも単語帳でクリアしたレベル以下の単語と例文のリスニング音声を聞くことはできます。

ＳＮＳ機能がある

ぼくはあまり利用しなかったのですが、SNS機能（質問掲示板・つぶやき・友達登録・マイページ）がついています。
英語学習者という共通のつながりで友達を募集したり、仲間と交流できます。
また仲間と一緒に「ワルポン」を退治するというイベントもあります。
このＳＮＳ機能が楽しくて続けているという人も多いんじゃないかと思われます。

復習機能が秀逸

復習チャレンジという機能があって、最高レベルまで到達した後には、これを攻略していく感じになります。
復習チャレンジは、各えいご力レベル（41段階）で、100問連続正解をするとトロフィーがもらえて、すべてのレベルのトロフィーを集める形です。100問連続正解するには、そのレベルを相当やりこまないとクリアできませんので、本当の意味での復習となって、英語力アップにも効果大です。
また、学習ログ機能では、いままでにどれだけ学習したか日別集計をみることができて達成感を味わえます！

学習ログでは「これまでに正解した単語数」や「累計回答数」も確認できます。
現在の僕の数値はこちらです。
これまでに正解した単語数：3,094
累計回答数：20,307
2015/6/25現在

学習バリエーションが豊富

基本となる学習バリエーションは、英単語が表示されてその意味を4択で選ぶ形式です。
それ以外にも、英語の例文の穴埋め形式と、英単語のつづりをアルファベットから選ぶ形式があります。
例文穴埋めと英単語つづり形式は、復習チャレンジやワルポン退治のときに出題されます。
英単語の意味4択形式だけだと物足りないと感じますが、例文穴埋めと英単語つづりテストがあることで、英単語の実際の文章での使われ方などが学べたり、つづりをしっかり覚えたりできます。

単語ごとに例文が用意されている

4100語のすべての英単語に例文が用意されています。これによってその単語の実際の使われ方を見ることができるのでボキャビルと記憶定着の助けになります。
さらに気の利いたことに、すべての例文にはそれを読み上げるネイティブ音声がついているという至れり尽くせりぶり。リスニング学習やシャドーイングにもばっちり使えます。
例文は単語帳に入って、それぞれの単語の詳細ページで確認できます。
音声と例文をセットで学習するというのは、英単語学習をするうえで一番大切だと思います。

全体的にたのしい要素が多い

利用者を飽きさせないため、遊びの要素がたくさん盛り込まれています。
例えば、

などです。
これによって勉強アプリ特有の堅苦しさが緩和されて、遊びながら学習もできる「たのしめるゲーム」になっています。
英語学習に専念したいという人にとってはそのような要素がちょっと邪魔くさく感じられるかもしれませんが、中高生や女性、ゲーム好きの人にとっては長く続けるためのいい機能だと思いました。
学習アプリが嫌いなお子さんでもこれなら飽きずに遊んでくれるかもしれませんね。

4か月続けてみて感じた効果・感想

メルマガ発行をやってきた甲斐もあってか、まったく知らない英単語と遭遇することはさほど多くはなかったのですが、いわゆる「水面下の英単語力」が大きくアップした感じがします。
※「水面下の英単語力」とは、見たことはあるけどすぐに意味が浮かんでこない英単語や、実戦では出会ったことのない単語のこと。

これによって、「知っているけど意味があやふやな単語」というジャンルにあった基礎的な単語群が、「実戦でもすぐ使える単語」というジャンルにざっくりと移動した気がします。各単語の習熟度が増したといった感じです。

また、僕の場合は課金をしてリスニング発音音声出題を解禁したので、後半はリスニング出題をこなしました。
そのことで、音声から単語の意味を瞬時に思いつけるトレーニングができたと思います。
それまでは意味は知っていても、その発音を知らないという単語が多かったのです。
ネイティブ発音では（訛りもあると思いますが）思いもよらない発音をする単語が多かったです。
例えば、
policy パラシーなど（ポリシーだと思ってた）
ally アーライ（アレイだと思ってた）
などです。

特に初級～中級レベルの人におすすめ

このアプリは、自分に合ったレベルから始められて、最終的には英検2級レベルまでの英単語力が身につきます。
ですので英検2級かそれ以上のレベルの人にとっては、上記の僕の例のように、「既に知っているボキャブラリーを実践用に磨く」という使い方になると思います。
そして、もっともお勧めしたいのは、初級～中級レベルの人（中学生～高校生）にです。
高校受験や大学受験のために英単語学習は欠かせません。DUO3.0やターゲット、キクタン、シスタンなど定評のある単語帳がたくさんありますが、これらのいい部分がしっかり盛り込まれているアプリがえいぽんたんです。
音声・例文・頻出ワード・復習機能、そして小さい空き時間で学習できるというポイントです。
（※受験生には、上記のような単語帳をメインにこなしつつ、空き時間にえいぽんたんも合わせて行うというのがベストかもしれません。）
ぼくも、英単語力が低い時期にこのアプリに出会っていれば、もっと短期間に気軽に英単語力を伸ばせただろうなと思います。
中学一年生が最低レベルからはじめたとして、一日1時間を毎日続ければ、1年間で中学卒業レベルの単語力（1500～1600語）が身に付くと思います。
4100語（英検二級レベル）をすべて攻略するのも、2年あれば十分可能だと思います。
子供はゲームには異常なほど集中力を発揮しますから、小学生がこういうアプリにうまくはまれば、相当早い時期に楽しみながら英単語マスターになれるかもしれません。

本当に長続きする

「続く英語学習アプリ」というキャッチコピーは嘘ではないですね。本当に長続きしました。これからも続けていけそうです。少なくとも英語を習得したいと思っている人ならほとんどの人が飽きずに続けられると思います。
暇な時間にスマホをいじってると「ちょっとやっとこうか。」みたいな感じになります。
一回5分の空き時間で、一日5～6回立ち上げているので、一日30分の英語学習習慣を続けられていることになります。まさにちりも積もれば山となるです。

えいぽんたん（iPhone版）
えいぽんたん（android版）

まとめ

英単語力（ボキャビル）って英語学習の中でも一番つらい分野だと思います。
こつこつやって時間のかかる作業だし、かつ避けては通れない、まさに苦行です。
しかし逆に言うと、英単語はやればやっただけ確実に力になるというのも事実！
テストの点も伸びるし、読解力も、リスニング力も伸びます。瞬間英作文の表現力も強くなります。
絶対に避けられない道なら、こういうアプリを使って、できるだけ楽しめるよう工夫しながら乗り越えたいものです。

Enjoy the pain if it’s inevitable.
避けられない苦しみならば、あえてそれを楽しんでしまえ。

ですね！