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英語脳メルマガ 第02586号 If I had never dropped in on that single course in college, the Mac would have の意味は?

今日も英語脳で英語を読む練習をしていきましょう! 一日一文“英語脳”で読む英語上達法 2016年5月7日(土)号 VOL.2586

本日の例文
If I had never dropped in on that single course in college, the Mac would have never had multiple typefaces or proportionally spaced fonts. こちらでも読めます(発音音声付)
https://www.eigonou.net/backnumber/02586/
今日の予習
■drop in もぐり学生として受講する □single 音声 [スィ]ン・ゴォ たった一つの □multiple 音声 [マ]ル・ティ・ポォ 多数の,複合の,複式の □typeface 音声 [タ]イプ・フェイス 書体,活字書体,タイプフェイス □proportionally 音声 プロ・[ポ]ー・ショ・ナ・リ 比例して,釣り合って □spaced 音声 ス[ペ]イストゥ 間隔をあけた,スペースを置いた □font 音声 [ファ]ントゥ フォント,書体 ※ 引用元:Steve Jobs' 2005 Stanford Commencement Address - Stanford University http://news.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html 2005年、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で学生に贈った有名な演説からの引用です。 ジョブズがただ直観に頼って受けたカリグラフィーの授業が、のちにマックの優れたフォント機能に結び付いていきます。 If I had never dropped in on that single course in college, the Mac would have never had multiple typefaces or proportionally spaced fonts. で「もし私が大学でそのたった一つの授業に潜りこんでさえいなかったならば、マックは複数選べる書体や可変幅フォントを搭載することはなかったでしょう。」という意味になります。 If I had never dropped in で「もし私が潜りこんでいなかったならば」です。 drop in は何度も出てきましたが「もぐりの学生として授業を受ける」という意味です。 had と過去完了形となっているところにも注目しましょう。 「~していなかった」と、過去の時点よりもさらに過去のことに言及するときの言い方です。 on that single course in college で「大学でそのたった一個のコースに」です。 course は「大学などの、課程、科目」という意味です。 single は「たった一個の、ただ一つの」という意味で、一つを強調する場合に使われる表現です。 例:in a single visit「たった一度の訪問で」 the Mac would have never had ~ で「マックには~がなかったことでしょう」という意味です。 would have ~ は仮定法的な意味で「(もしあの時~だったとしたら)~だったことだろう」という意味の表現です。 何がなかったのかというと、 multiple typefaces もしくは proportionally spaced fonts です。 multiple typefaces はパソコンで、いくつもの書体を組み合わせて表示できる機能のことです。 タイトル部分の書体はゴシックで、本文は明朝体というような感じですね。 proportionally spaced fonts は日本語では「可変幅フォント」ともいって、文字と文字の間のスペースを自動できれいに調整してくれる機能です。 もともと古いパソコンでは、等幅フォント(monospaced fonts)が普通でした。 proportional spaced と monospaced の違いはこちらを参考にしてみてください。 http://www.webopedia.com/TERM/P/proportional_spacing.html
それではまず文節に分けて日本語に訳し内容を理解して下さい。
If もし I had never dropped in 私が潜りこんでいなかったなら on that single course そのたった一つの科目に in college, 大学で the Mac マックは would have never had 持っていなかったことだろう multiple typefaces マルチプルタイプフェイス機能を or proportionally spaced fonts. もしくはプロポーショナルフォント機能を
今度は「頭の中で」一行ずつ日本語に訳しながら…
If I had never dropped in on that single course in college, the Mac would have never had multiple typefaces or proportionally spaced fonts.
次はいちいち日本語に訳さずに読んでみましょう。
If I had never dropped in on that single course in college, the Mac would have never had multiple typefaces or proportionally spaced fonts.
では最後に日本語に訳さずにこの文章の情景を思い浮かべられるようになるまで繰り返し読んでみてください。目を閉じて暗唱できるようになったら完璧です。
If I had never dropped in on that single course in college, the Mac would have never had multiple typefaces or proportionally spaced fonts. Good job! 英語脳で読めましたね。今日も一歩、あなたはネイティブスピーカーに近づきました。おめでとう!
復習:日本語から英語を思い出してみましょう。
もし 私が潜りこんでいなかったなら そのたった一つの科目に 大学で マックは 持っていなかったことだろう マルチプルタイプフェイス機能を もしくはプロポーショナルフォント機能を
今日のつぶやき
毎日パソコンを使っていて思うのは、画面の文字(フォント)の綺麗さで作業する人のストレスや疲れの量がだいぶ変わるんじゃないかということです。 流れるようなきれいなフォントで文字を入力しているとストレスになりませんし、ネットのニュース記事を読む場合だってそうです。 そう思うと、さすが歴史のある紙媒体の新聞や雑誌のフォントや紙面デザインは本当によく考えて作られてるんだなと感心します。 毎日の継続が第一です。 それではまた明日! メルマガ/フェイスブック/twitterでも毎日購読できます。 https://www.eigonou.net/mailmagazine/ http://www.facebook.com/eigonounet https://twitter.com/eigonounet 是非ご参加ください! みんなの英語学習法 https://www.eigonou.net/category/toukoumethod/ 英語脳とは… https://www.eigonou.net/ バックナンバー https://www.eigonou.net/backnumber/ 編集:こばやし