先日、とあるきっかけで水森登さんの運営する「シラブルパパ」というサイトを知り、「シラブル入門クラス」というものを受けてきました。(スカイプでのマンツーマン授業です。)
シラブルとは音節のこと。
それまでシラブルという言葉を知っているくらいで、それが何のためにあるのかを全く理解していなかった僕ですが、シラブルを知って理解することで、英語のリスニングや英語独特のリズムを掴む”コツ”のようなものを得られた気がします。
シラブルとは?
シラブル(syllable)とは「音節」のことです。
日本大百科全書には以下のような説明があります。
音声の流れにおける最小のまとまりある単位。発話を構成する音声はまず音節にまとめられる。普通は母音のような聞こえの大きい音を中心に、子音のような聞こえの小さい音が集結して音節を構成するが、その結び付き方は言語によって異なる。
日本大百科全書
簡単に言えば、母音と子音の最小セット(まとまって発音される音の一番小さな単位)と言えます。
日本語だったら、「おはよう」は、「お(o)・は(ha)・よ(yo)・う(u)」と4音節に分けられます。
英単語を辞書で引くと、たいていの辞書ではシラブル(音節)の分け方が記載されています。
上の画像の様に「・」で区切って表記したりします。
シラブルは音である
ご存じのとおり英語の学習には「読む・書く」という側面と、「聞く・話す」という側面があります。
その中で「読む・書く」という場面においては、シラブルはほとんど必要ありません。
(だから僕は今までシラブルというものを意識したことがなかったんだと思います。)
しかし、「聞く・話す」=「音声にする」という段階になると、シラブルはとても基本的で重要な要素になってきます。
シラブルは、英語を音声として利用する時に、重要なカギとなります。
聴き取りづらい英語の秘密
今まで「読む・書く」重視で学習してきて、「聞く・話す」が苦手だった僕ですが、最近リスニングやスピーキングの重要性を知って、そのトレーニングを続けています。
その中で、英語をネイティブが話すままに発声する(再生する)というトレーニング(シャドーイング)をやっていて、英語独特のリズム感や、音と音のつながり方に、とても特徴があってなんだかややこしいなと感じていました。
早口な文章になると、何を言っているのかさっぱりわからなかったり、再現するのがかなり難しかったりするときもありました。
まだまだカタカナ英語から抜け切れなかった僕には、「本当にこれは英語か?」と思えるような音声に出会うことも多かったです。
なんでそんなわざわざ聴き取りづらい話し方をするのか疑問でした。
でも今回シラブルを理解したことで、そのモヤの様なものがきれいさっぱり晴れた感じがしました。
大げさに言うと、長年の英語の謎(ミッシングリンク)が見つかったとでもいうような感覚です。
シラブルは英語の基本である
実はこのシラブル、英語圏では基本中の基本で、アメリカでは小学校で習うものなんだそうです。
フォニックスは通じる英語にするための基本中の基本で、アメリカでは小学校低学年で徹底的にこのフォニックスを学びます。
フォニックスでは発音に関する様々なルールを学びます。
一番大切なのはシラブルです。
英語@フォニックス:1.シラブル – カリフォルニア マリン カウンティの暮らし
シラブルを基本とする英語の発音体系をフォニックス(Phonics)と言います。
日本の学校教育では、英語を文字として勉強することがメインなので、そもそもシラブルを教える必要性がないのでしょう。
でもこれから音声として英語を勉強していくものとしては絶対に身に付けておくべき基本ルールがシラブルなのです。
音声英語の文法書(ルールブック)のようなものだと考えればしっくりくるかもしれません。
文法書といっても、あの分厚い文法書の情報量と比べたら、ほんの簡単なルールだけです。気楽に身に付けられるものですし、一度理解すれば、その後の英語リスニングや発音で大きな効果があること間違いなしです!
シラブルを理解することで得られる効果
では、シラブルを理解することで得られる効果を具体的に見ていきましょう。(注:僕はまだシラブルを理解して間もないので、以下に上げた3点だけですが、これ以外にももっとさまざまな効果があるんじゃないかと考えています。)
正しいシラブルに分解できるようになる
英語を正しい音節(シラブル)に分解することができるようになります。
例えば、
正しい英語のシラブル分けでは、
syllable という単語は、
syl・la・ble で3音節。
English は、
En・glish で2音節。
strikeは、
strike で(なんと!)1音節。
という風に分解できます。
これが、カタカナ英語だと、
syllable は、
sy(シ)・lla(ラ)・b(ブ)・le(ル)で4音節。
English は、
E(イ)・n(ン)・g(グ)・li(リッ)・sh(シュ)で5音節。
strikeは、
s(ス)・t(ト)・r(ラ)・i(イ)・ke(ク)で5音節。
となってしまいます。
カタカナ発音からの脱出
上記のとおり、そもそも生の英語とカタカナ発音では、音の分け方が全然違うということがわかります。
これによって、カタカナ英語が間違いだと気付けますし、本物の英語の発音に近づこうと意識が働くようになります。
英語のリズムに対する誤解を解消できる
本物の英語発音のシラブル分けができるようになると、英語独特のリズムが理解できるようになります。カタカナ英語ではありえないような音のつながり方や、音の抑揚がはっきりと聞き取れるようになってきます。
シラブル入門レッスンの内容
今回僕が受けたシラブルパパ シラブル入門クラスでは、以上のような、シラブルの重要性や効果、さらには実践的なシラブルの簡単な分け方、発声方法などを、練習問題や実践レッスンを通してわかりやすく教えてもらえます。
形式は、水森先生とのスカイプ映像でのマンツーマンレッスンですので、わからないことなどは質問してじっくり理解可能です。
以下、レッスンの詳細をまとめます。
形式:スカイプ映像マンツーマン
レッスン時間:40分×2(休憩有り)
料金:12,000円(税別)
テキスト:事前にもらえます(自分でプリントアウト)
学べること
平仮名とアルファベットの違い
日本語のシラブルと英語のシラブルの違い
シラブルの重要性
シラブルの見分け方
なぜカタカナ発音は良くないのか
英語での息の使い方(発声法)
日本語と英語の発声の違い・特徴
シラブルの矯正・練習方法
聞こえ方が変わる体験ができる(※こちらは個人差がございます。)
シラブル入門クラスより
最後の「聞こえ方が変わる体験」は、けっこうびっくりすると思いますよ。
フランス語の様な意味不明な一文(音声)が、シラブルを意識すると一瞬でとっても簡単な英文になって聴き取れるようになります。
早い英語が聞き取れないという人は、ぜひ一度受けてみることをおすすめします!
入門クラスでは、基本的にシラブルの理解とその後の練習方法を教えてもらえますが、カタカナ英語からの矯正トレーニングは、その後で、自分の英語学習の中で続けていく必要があると思います。
実践トレーニングも引き続き先生にお願いしたいという人は、月4回の「シラブル実践コース」も用意されています。
水森登さんプロフィール
英語講師(シラブル・発声専門)「シラブル」を矯正することで日本人が苦手なリスニングを改善。発音は「英語喉」をヒントに「発声法」を改善後、日本語の「あいうえお」の音を基本に発音矯正。100%ではないけど「楽に聞ける、そして楽に伝わる発音」を目指します。海外経験10年:ロンドン・マニラ(留学・ビジネス)
シラブルパパ(Twitter)
詳しいプロフィールが気になる方はこちらをご覧ください。
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