SSS式多読という新たな英語勉強法 簡単すぎると感じるレベルで楽しく読める本をたくさん読む

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19才学生のしんたさんから投稿いただいた「みんなの英語学習法」です。SSS式の多読についての紹介と体験談について投稿いただきました。


私は最近「多読」と呼ばれる英語勉強法をしています。

多読というのは簡単に言うとひたすら英語で書かれた本を読むという勉強法です。

このように聞くと英字新聞などの難しい文章を読むのかなと思う人がいるかもしれませんがそうではありません。

では、多読とはどのような学習法なのか説明していこうと思います。

多読にはいくつかルールがあります。

①優しいレベルから読み始める。

どんなに英語に自信がある人でもまずはすらすら読めて簡単すぎると感じるようなレベルの本から読み始めます。

英語圏の子供が読むような絵本のレベルです。

そのようなレベルの本の中にも普段目にしないような英語表現が含まれているので勉強になります。

読む本のレベルは焦らずゆっくりと上げていくことが必要です。

スムーズに苦を感じることなく読めることが大切です。

ちなみに本の読みやすさの基準としてSSS 英語多読研究会が発表している読みやすさレベル(YL)というものがあるのでそれを参考にしています。

②辞書はひかない

わからない単語が出てきてもその場でいちいち調べないようにします。

辞書を使って読むとスムーズに読み進められないため負担を感じてきてしまいます。

また、多少わからない単語が出てきても文脈で予測する力は大切です。

どうしても気になる単語があればメモしておいて読み終わった後に調べます。

③わからないところがあったらとばす

辞書は使わないのでわからない単語は必ず出てくると思います。

そこで、上記のように文脈で予想がつけばいいのですがそれすらできないようなこともあると思います。

そういったときは悩んでても仕方がないので読み飛ばしてしまいます。

とにかく苦に感じないようにすることが多読を続けるポイントです。

このようなことがあまり起きないように、スムーズに読み進められる本のレベルを選ぶことも大事です。

④つまらない本は途中でも読むのをやめる

読み始めたもののあまり興味が持てない本、読んでいて疲れる本が出てくると思います。

そういったときはすぐにその本を読むのをやめます。

大事なので何度も言いますが苦を感じることなく読めることが多読を続けるうえで大事になります。

多読の本にも物語や伝記など様々なジャンルがあるので読んでいくうちに自分の好みがわかってくると思います。

ちなみに私は物語が好きなので物語中心で読み進めています。

 

自分の読んだ語数は記録していくようにします。

自分のモチベーションにつながりますし、レベルを選ぶ基準にもなります。

個人的にはCD付きの本を読むこともオススメします。

英語の朗読を聞くことでリーディング力と同時にリスニング力もつけることができます。

わたしの実際の成果

4月ごろから初めて私はこれまで30万語を読み進めてきました。

成果として挙げられるのは読書スピードが上がったことです。

wpm(一分あたりに読める語数)110から120に上がりました。

また、多読以外にも対策を行ってはいましたが、TOEIC IPテストで800点を取ることができました。

多読はどこでも気軽にできる勉強方法なので、学生やサラリーマンなど様々な方にオススメです。


ペンネーム:しんたさん(19歳・男性・学生)
英語レベル:TOEIC IP 800 TOEFL ITP 550


しんたさん、投稿ありがとうございました。

英語学習法「多読」についての紹介と体験談でした。

僕は、多読という学習法ついてはほとんど知っていたつもりでしたが、今回しんたさんの説明で、全く間違った理解をしていたことがわかりました(汗)

今まで僕は、多読は「ただとにかくひたすらいろいろな英文を読むこと。」だと理解していました。

しかし紹介いただいたSSS英語多読研究会のサイトや、その他の多読学習に関するサイトで調べたところ、多読学習のポイントがようやく理解できました。

今回わかったポイントは、

  • とにかく自分のレベルよりも下のレベルの本を読むこと
  • そして、そういう多読用のレベル別の本がいろいろな出版社からたくさん出版されていること
  • YL(読みやすさレベル)というものがあること
  • 肩肘張らずに楽しみながら読み進められる本を選ぶこと
  • とにかく英語での読書を楽しむこと

 
ということです。

こういった多読学習のポイントは、多読学習の目的を理解すると、なるほど納得できます。

多読学習の目的は、新しい英単語を覚えることが目的ではなく、今まで培ってきた水面下の語彙力を、読書という実践の中でしっかりと定着させることのようです。
さまざまな言い回しの中で、英単語がどのように使われるかを確認するトレーニングと言ってもいいかもしれません。

とにかく大事なことは、英語ネイティブ向けのコンテンツではなく、多読用の本を選ぶことです。
英語が母語ではない英語学習者向けに書かれた本をひたすらたくさん読むことにつきます。

今回僕は、SSS英語多読研究会で見つけた、cambridge English Readers シリーズの中から「EAST 43rd STREET」という探偵ものの多読用ペーパーバックを購入してみました。
ちょっとだけ読んでみましたが、自分のレベルにちょうどよく、日本語のようなスピードで読み進められる簡単さでした。
これからどんどん他の本も読み進めていきたいと思います。
amazon の電子書籍版でも多く出ているので、スマホでも読めそうですね。
これから多読学習を進めていき、進捗や気付いた点などを記事にしていきたいと思います。

最後に多読用の出版シリーズを簡単にまとめておきます。

Penguin Readers
Oxford Bookworms
Macmillan Readers
Cambridge English Readers
Scholastic ELT Readers
ラダーシリーズ

上記は、日本のアマゾン洋書コーナーでも検索すると出てきますので、手軽に購入できますよ。

今回は「多読」というチャレンジしがいのある学習法を教えていただきました。
このコーナーを担当していると、自分では知り得ないような様々な英語学習法の情報を教えてもらうことができて本当にありがたいです!

しんたさん、ありがとうございました。




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