あじあさんから投稿いただいた「みんなの英語学習法」です。英語のテレビ番組のディクテーションについて投稿いただきました。
大好きだったアメリカのテレビ番組
ことわざで「好きこそものの上手なれ」と申しますが、私の場合英語学習がまさにそれにあたります。
私が英語を好きになるきっかけを作ってくれたのは中学一年生の時人気だったアメリカのテレビ番組でした。
私はその番組が大好きで最初は吹き替えで観ていたものの、どうしても登場人物たちの元の言葉で理解したいと思い、途中から字幕に切り替えました。
当時はまだビデオの時代で今のように英語のセリフがスイッチ一つで字幕で出てくるような時代ではありません。
登場人物の言葉を知りたいなら、自分の耳を鍛えるしかなかったのです。
それから私は狂ったように大好きなその番組を朝から晩までみつづけました。
オカルトな内容なだけに、母は私がおかしな方向に興味を持ち始めている、と気が気ではなかったそうです。
ただそれでも私を信じてずっと見守っていてくれました。
音声からセリフを書き起こす
それと同時に耳で聞いた音をノートに書き写し、音の感じから辞書を引いて意味を調べることを始めたのです。
途方もない作業です。はっきり言ってすごく時間がかかります。
でもそうして何度も何度もセリフを聞いては辞書で調べるを繰り返していくうちに、なんとなくセリフの意味がわかるようになってきたのです。
高校生くらいまでその作業をつづけていましたがそのうちにDVDが出始め、もう耳をすまさなくても、スイッチ一つで英語のセリフが出てくる時代になりました。
私はずっとその機能を待ち望んでいたのでその機能を初めて見つけたときは嬉しさのあまり発狂したものです。
それからはまず字幕を隠してDVDを再生し、その後、英語の字幕で見るようにしています。
英語が理解できるように
中学のあの時の猛勉強のおかげで、文章になっていれば意味を理解できるためもう吹き替えでみることも日本語字幕でみることもありません。
今は英語圏ではない外国で生活していますが、私の英語の発音が英語圏の人に近いらしく、留学経験がないことを伝えると必ず驚かれます。
ある程度英語ができるようになると、もう英語の勉強は全然苦にならずもっと知りたい、もっと知りたいと自分から自然に前のめりになっていきます。
まだまだ私もTOEIC満点には遠いスコアですのでこれからもっともっと勉強していきたいと思っています。
ただ今も思うのは、勉強は勉強と思ってしまうとやっぱり苦しいんですよね。
好きになって趣味にしてしまうのが近道だと思うんです。
だから今また英語との架け橋を作ってくれたあの番組を一日一話ずつみるようにしています。
そうするとあの時の情熱が体の芯から湧き上がってきてなんだかもっともっと英語を理解できるような気になるのです。
ペンネーム:あじあさん(女性 30代前半)
英語レベル:TOEIC860点
あじあさん投稿ありがとうございました。
本当にそのテレビ番組が大好きだったんですね。その情熱が体験談から伝わってくるようです。
まさに「好きこそものの上手なれ」を体現した勉強法だと思います。
本当に好きで興味のあるものは、どんなに苦しくても、全く苦しいとも思わずがむしゃらに研究してしまうものです。特に若いときによくある行動だと思います。
僕の場合は、十代で The DOORS というバンドにはまって、英語の歌詞を翻訳したりしていました。
当時、まだDVDが世に出ていなかったため、セリフの英語音声を独力で書き出さなければならなかったわけですね。
しかし結果的にその行為が効果的なトレーニングになっているように思います。
いわゆるディクテーション【dictation】というトレーニング方法ですね。
ディクテーションとは、耳で聞いた英語音声を紙に書き取るというトレーニング方法です。
聞き取った文章を書き写して、その後で、原文と照らし合わせていきます。
自分が聞き取った文章と原文を照らし合わせることで、どの部分が聞き取れなかったかが明瞭になり、自分のリスニングの弱点がはっきりと見えてくるという効果も期待できます。
しっかりとしたリスニング力(聞き取り)がつくトレーニング方法ですので、みなさんもぜひチャレンジしてみてください。
- 目標:日常英会話 | 資格取得
- 資格・試験:TOEIC(L&R)
- 分野:リスニング(聞き取り力)
- 英語学習法:ディクテーション | 多聴 | 英語字幕(映画・ドラマ)
- 英語レベル:上級
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