今日も英語脳で英語を読む練習をしていきましょう!
一日一文“英語脳”で読む英語上達法
2016年8月6日(土)号
VOL.2678
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本日の例文
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毎週土曜日は、2005年スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で学生に贈った有名な演説からの引用です。
I was a very public failure, and I even thought about running away from the valley.
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今日の予習
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口very
音声
[ヴェ]・リ
まさに
口public
音声
[パ]ブ・リック
公衆の,公の,株を公開した
口failure
音声
[フェ]イ・リュァー
失敗作,落第者,出来損ない
■public failure
投資を受けて失敗した者
口even
音声
[イ]ーヴン
~さえも
■think about ~
~を検討する,~について考える
■run away from ~
~から逃げ出す
口valley
音声
[ヴァ]・リ
谷(※この場合はシリコンバレーのこと)
※
引用元:Steve Jobs’ 2005 Stanford Commencement Address – Stanford University
I was a very public failure, and I even thought about running away from the valley.
で「私はまさに起業家として失格だった。私はシリコンバレーを逃げ出そうとさえ考えていた。」という意味になります。
I was a very public failure, で「私はまさに起業家として失敗作だった。」という意味になります。
public failure は経済の業界用語で「(出資した株主から見た)起業家の失敗作」という意味になります。
public は「公の、公共の」という意味もありますが、
この場合は、経済の業界用語で「株を公募した」という意味になります。
例:go public「株を公開する」、without going public「株式非公開で」
failure は「失敗作、落第者」という意味ですね。
先週出てきた、David Packard や Bob Noyce たちが出資者でジョブズはその出資を受けて会社を運営する経営者(起業家)だったわけです。
I even thought about running away from the valley で「私はシリコンバレーを逃げ出そうとさえ考えた」です。
think about ~ で「~しようかと思う、~を検討する」という意味です。
例:think about divorce「離婚を検討する」
valley は「谷」という意味ですが、この場合はシリコンバレー(Silicon Valley)のことを指します。
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それではまず文節に分けて日本語に訳し内容を理解して下さい。
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I was a very public failure,
私はまさに起業家失格だった
and I even thought about
そして~しようかとさえ思った
running away
逃げ出そうと
from the valley.
シリコンバレーを
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今度は「頭の中で」一行ずつ日本語に訳しながら…
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I was a very public failure,
and I even thought about
running away
from the valley.
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次はいちいち日本語に訳さずに読んでみましょう。
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I was a very public failure,
and I even thought about
running away
from the valley.
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では最後に日本語に訳さずにこの文章の情景を思い浮かべられるようになるまで繰り返し読んでみてください。目を閉じて暗唱できるようになったら完璧です。
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I was a very public failure,
and I even thought about
running away
from the valley.
Good job!
英語脳で読めましたね。今日も一歩、あなたはネイティブスピーカーに近づきました。おめでとう!
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復習:日本語から英語を思い出してみましょう。
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私はまさに起業家失格だった
そして~しようかとさえ思った
逃げ出そうと
シリコンバレーを
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今日のつぶやき
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public failure の部分は、意味を掴むのが難しいところですね。
直訳してしまうと「おおやけの失敗者」となってしまいますが、業界用語で「(出資を受けた)起業家としての失敗者」という意味になります。
日本では起業というと、自分で資本金を貯めたり銀行から融資を受けたりして起業するイメージが強いですが、
アメリカ特にシリコンバレーでは、投資家(エンジェル)から出資を受けて起業するパターンが一般的です。
出資の場合は、起業家が失敗しても投資家たちにお金を返済する必要はありません。しかし起業家としての落第者(public failure)となってしまいます。
ただしアメリカの投資業界では一度失敗した人に寛大で、もう一度チャンスを与える風潮があって割と再チャレンジさせてもらえる場合が多いようです。
毎日の継続が第一です。
それではまた明日!
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編集:こばやし
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