kouさんから投稿いただいた「みんなの英語学習法」です。世界の名作文学(洋書)を使った勉強法です。
社会人になって特に英語学習の必要性を感じるようになりました。
経済のグローバル化が進み、これからは英語でコミュニケーションを取ることができなければ、ビジネスの舞台で生き残ることができないと思ったからです。
とはいえ、英語の勉強は高校生時代の大学受験以来の経験でした。
そのため、楽しみながら英語の勉強しなければ継続できないような気がしていました。
そこで教材として選んだのが、英語で書かれた名作でした。
Anne of Green Gables
まず手に取ったのが、カナダの作家、モンゴメリのAnne of Green Gablesでした。

この作品は、日本では「赤毛のアン」として親しまれています。
最近ではNHKの連続ドラマで、翻訳者の村岡花子さんが主人公の「花子とアン」が話題となっています。
赤毛のアンは子供のころにアニメーションで見て以来だったのですが、英語の原文を読むのは初めてでした。
カナダの自然の叙情的な描写やアンの揺れ動く心理など、児童向けの文学かと思っていましたが、日本語に訳しながら読むとなかなか難しかったです。
それでも名作の世界にしだいに引き込まれてゆき、最後まで読み通すことが出来ました。
そしてあらためて、村岡花子さんの翻訳者としての文才の豊かさに感じ入りました。
Bushido
もう一作、手に取った名作が新渡戸稲造のBushidoです。

この本は、「武士道」としておなじみですが、もともとは日本の文化と歴史を外国へ紹介する目的で書かれた英語の本です。
武士道について知っていたつもりでも、鎌倉時代の武士の起こりから武家文化が成熟した江戸時代のエピソードまで、事細かに日本について紹介されています。
日本語に翻訳した本なら、それほどの苦労もなく読めるのかもしれませんが、英語の説明文は修飾語がいくつも重ね合わさっていたり、日本の事例だけでなく西洋の騎士道の歴史や哲学なども引用されていたりで、読み進めるのに苦労しました。
それでも、海外の人と英語でコミュニケーションをとる際に重要となってくるのが、日本の文化や歴史をどれほど理解しているかというバックボーンであるような気がします。
新渡戸稲造のBushidoを読むことで、英語の学習になっただけでなく、日本の文化や歴史についてもあらためて考える機会となり、大変有意義だったと思います。
これらの名作を読み通すことを通じて、論理的に書かれた英語の文章に触れることの重要性を痛感しました。
インターネットのサイトでも気軽に英語の文学やニュース記事をダウンロードできる時代ですので、これからも積極的に英文を読んでいきたいと思っています。
ペンネーム:kouさん(30代後半男性)
英語レベル:TOEIC730
英語の本を読むことは、英語力アップの近道ですね。
好きな本を原文で読むことは、とても楽しい作業ですから。
読書好きな人にはもってこいです。
日本でいうところの文庫本、ペーパーバック(安価な紙に印刷されたペラペラな本)がamazonなどで安価に手に入りますので、挑戦してみたらいかがでしょうか。安価な本なので、書き込みや線を引いたりするのも気軽にできます。インテリアにも最適です(笑)
kouさん、ご投稿いただきありがとうございました。


- 目標:日常英会話
- 分野:リーディング(読解力)
- 英語学習法:多読
- 英語レベル:中級
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