サトシさんから投稿いただいた「みんなの英語学習法」です。テレビの副音声を使った多聴トレーニングについて投稿いただきました。
実践で全く歯が立たなかった自分の英語力
昔から英語が好きで勉強していましたが、実際に海外に行って自分の英語力の低さに愕然としました。
中学高校と英語の成績は上位で、センター試験でも9割以上取得できていただけにショックが大きかったです。
私の今までの英語勉強法は、英単語や文法の暗記が中心で一般的な日本の英語学習法だったと言えます。
実際に長文やヒアリングもその方法で点数が取れていたので、生の英会話でもなんとかなるだろうと考えていました。
TOEICも800点レベルは取得していたので、これ以上のレベルになるにはこの勉強法では伸びないと感じました。
TV副音声を利用しての対策
英語の上達には海外に行くことが効果的ですが、費用を考えると現実的ではありません。
そこで私は日常なるべく英語に触れる環境をつくるために、TVを見る時間を英語学習に当てることにしました。
やり方は簡単で、英語の字幕や副音声を利用して英語になるべく多く触れるといった方法です。
最初の頃は当然何を言っているのか全くわかりません。
しかしあくまで英語に触れることが目的なので、諦めないで聞き続けることにしました。
聞き取れる単語が増えてきた
変化が出始めたのは半年ほど経過してからでした。
今までほとんど聞き取れなかった英語が、徐々に頭の中に入ってくるのを感じることができたのです。
もちろん全てを理解できるわけではありませんが、今までに比べて聞き取れる単語の数が増えてきたのです。
そして字幕なども見慣れない単語が出たら、なるべくその場で調べることで徐々に英語力が上がってきたことを実感しました。
この方法の良い所は、ただ聞いたり見たりするだけなので簡単に勉強ができることです。
わからない頃はストレスが溜まりますが、とにかく聞き続けることで英語の耳ができてくるのを実感することができるはずです。
ただし単語力などはそれほど身につかないので、英字新聞や英語の小説などを同時に読むと効果的に英語力が上がります。
再度アメリカにチャレンジ
1年ほどこの学習を続けてから、再度アメリカに短期留学をしてリベンジする決意をしました。
アメリカに行って感じたことは、前回に比べて格段に相手の英語が理解できたということです。
生の英会話の7割ほどを理解できるようになり、コミュニケーションが格段にできるようになったと感じました。
英語の実力を上げるには、常に英語を聞き続けることが非常に重要になります。
日本に生活しているとなかなか難しいことですが、続けることで確実に英語力を上げる事ができます。
一気に実力は伸びませんが、徐々に英語が理解できるようになると勉強が楽しくなります。
英語を身につけるには近道はありませんが、TVを利用するのは費用が安くてお勧めの方法です。
ペンネーム:サトシさん
英語レベル:上級
サトシさん投稿ありがとうございました。
TOEIC高得点の人でも、海外にいくと自分の英語力の低さに自信をなくすというエピソードは、この体験談コーナーでもよく耳にします。
しかし、TOEIC高得点の場合は英語の基礎力は相当高いレベルですので、あとは生の英語を聞き取る耳(聴き取るコツのようなもの)を身に付けるだけで、大きな伸びを期待できるようです。
サトシさんの場合は、そのコツをつかむためにテレビの副音声を利用したりして、多く生の英語に触れたこと(多聴)で開花したんでしょうね。
多聴は、サトシさんの例のようにかなり高いレベルの英語力が付いてからやって初めて効果が出るトレーニングです。
語彙力が低い段階でやっても、わからない単語ばかり出てきて、聞き取れたとしても意味を取れません。この状態だと、ただ音声が右から左に流れていってしまい、なんの引っかかりもありませんので効果がでません。
英語リーディングや語彙力には自信がある。TOEICや英検でもそれなりの成績を持っていながら、実践ではなぜか英語が聞き取れないと感じている人は、是非チャレンジしてみることをおすすめします!
多聴の方法は、テレビの副音声以外にもたくさん思いつきます。
映画を字幕なしで観る方法やYoutube動画を観る、オンライン英会話にチャレンジしてみるなどです。とにかく常日頃から生の英語音声にできるだけ多く触れるということです。
また、アルクが出しているヒアリングマラソンシリーズは多聴用教材としては定番ですね。
- 目標:日常英会話 | 留学
- 分野:スピーキング(発話力) | リスニング(聞き取り力)
- 場所・ツール:語学学校
- 英語学習法:英語字幕(映画・ドラマ)
- 英語レベル:上級
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