英語脳という言葉。誰が最初に作った言葉なのかはわかりませんが、当サイトで言う英語脳とは、英語圏で生まれ育った英語ネイティブの人が英語を使う際の脳の動き、という意味で定義しています。
日本語に翻訳する手順をなくして、「英語を英語のまま理解する」ことです。
ネイティブの人が英語を操るときどんなふうに頭を使っているのか。それを真似ることであなたの英語を格段に上達させる勉強法が英語脳メソッドです。
英語のままイメージ化する
例えば、あなたは英語を読むとき、どのような手順を踏みますか?
This is the key that I lost yesterday.
まず、
①英文を読む
②文法にならい英文を分解
③各部を日本語に翻訳
④各単語をイメージ化
⑤文全体を日本語に翻訳
⑥文全体をイメージ化
上記のように、日本人が英語を読む場合、どうしても頭の中で日本語に翻訳してからイメージ化しがちです。
This is → これは
the key → 鍵
...というように。
しかしネイティブの人は当たり前ですが、英語は英語として理解しています。いちいち日本語に翻訳などはしませんよね。
This is は This is
the key は the key
とそのままイメージ化していきます。そこに日本語が介在する余地(必要)はありません。
英語の語順のまま理解する
次に、英語と日本語の単語の並び順です。
英語は(日本語から見た場合)倒置法的に書きます。
①This is
これは
②the key
鍵です
③that I
私が
④lost
無くした
⑤yesterday.
昨日
自然な日本語の語順で訳すと、
①これは
⑤昨日
③私が
④無くした
②鍵です。
となります。
英語と日本語では根本的に言葉の並び順が違います。
日本人が英文を読むとき、どうしてもこの違いに違和感を感じるため、日本語の並び順にいちいち頭の中で並び替えてしまうのです。しかしこれは全く持ってナンセンスです。
英語は英語の語順のまま読むべきで、日本語の決まりにいちいち変換する必要は無いということです。英語の語順のまま、頭から理解していくこと。いわゆる返り読みをしないこと。左から右に逐語的に読んでいくこと。
自然な日本語に整える作業はプロの翻訳家に任せましょう。
私たちは翻訳家ではありません。自分の頭の中だけで英文を理解するだけなら、英語の語順のままで認識するのが正しいし効率的です。
上記の2つのポイント
①英語は英語として理解し、いちいち日本語に訳さず直接イメージ化
②正しい日本語の並び順を無視して、英語の並び順のまま理解する
英語を標準語として話すネイティブスピーカーが英語を操る時の脳の働き。これを習得すれば英語のリーディングスピードは2倍~3倍になるでしょう。また、英語脳を習得することは、英語の速読のためだけではありません。
英語脳を習得することで読む力だけではなく、書いたり聞いたり話したり英語を操る力全体が飛躍的にアップするはずです。
英語脳を習得するためには?
繰り返しの練習が必要です。
例えば「エンジン」と聞いた時を思い浮かべて下さい。
私たちは「発動機」という日本語にいちいち翻訳しません。逆に発動機ってなんだっけって感じですよね。
エンジンはエンジンです。エンジンというモノがそのまま映像としてイメージされます。
これは、engineという言葉が英語ではあっても、私たち日本人にも外来語としてしっかりと定着しており、いちいち日本語に変換しなくてもイメージができるからです。
英語から画像(イメージ)に直接につながること。
これと同じことを他のまだ見慣れない英単語や慣用句、熟語などで実践できるようになるには、何度も何度も繰り返し word と image をセットにして脳に染み込ませることが必要です。一朝一夕にはできることではありません。
しかし返り読みしないことや日本語に訳さないようにイメージ化することなど、少しずつでも癖付けるようにすることは、今すぐにでもできます。
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