【誤訳】英語脳メルマガ 第03747号 Security is mostly a superstition. の意味は?

https://en.wikipedia.org/wiki/Helen_Keller

この回のメルマガに誤訳があることが判明しました。
修正版はこちらです。

すでに読んでしまったメルマガ読者の方、大変申し訳ございませんでした。
正しい訳の方を確認してください。
経緯についてはこちらのコメント欄をご覧ください。


以下は誤訳です。

今日も英語脳で英語を読む練習をしていきましょう!

一日一文“英語脳”で読む英語上達法
2019年7月11日(木)号
VOL.3747

本日の例文

アメリカ合衆国の社会福祉活動家、ヘレン・ケラー氏の言葉です。

Security is mostly a superstition. It does not exist in nature, nor do the children of men as a whole experience it. Avoiding danger is no safer in the long run than outright exposure. Life is either a daring adventure, or nothing.

今日の予習

security
音声
スィ・[キュ]ァ・リ・ティ
安全、安心、保証

mostly
音声
[モ]ウストゥ・リィ
大抵は、大部分は

superstition
音声
スー・パー・ス[ティ]・ション
迷信

in nature
事実上は、実際は、(否定の強意で)全く~ない

children of men
人類の子供たち

as a whole
概して、全体としては、総じて

avoid
音声
ア・[ヴォ]イドゥ
~を避ける

in the long run
長い目で見れば、長期的には

outright
音声
[ア]ウトゥ・ライトゥ
無条件の、徹底した、全面的な

exposure
音声
イクス・[ポ]ウ・ジャー
露出、晒すこと

daring
音声
[デ]ア・リング
大胆な、向こう見ずな

either ~, or nothing
~か何もないかのどちらか、~以外の何物でもない


引用元:Helen Keller Quotes – BrainyQuote
http://po.st/gjfWuc

Security is mostly a superstition. It does not exist in nature, nor do the children of men as a whole experience it. Avoiding danger is no safer in the long run than outright exposure. Life is either a daring adventure, or nothing.
で「安全というものは大抵は迷信だ。安全なんて実際には存在しないものだし、概して我々人類の子供も経験することがないものだ。子供にとって危険を避けるということは、子供を完全に危険に晒すことよりも、長い目で見ると安全ではない。人生とは向こう見ずな冒険以外の何物でもないのだから。」という意味になります。

Security is mostly a superstition. で「安全は大抵は迷信だ」です。
security は「安全、安心」という意味の名詞です。
セキュリティーというと「防犯」のイメージが強いですが、英語では幅広い意味があります。
例:feel security「安心だと感じる」、security money「保証金」、security market「証券市場」

It does not exist in nature, で「安全なんて実際には存在しない」です。
It security のことです。
in nature は「自然界には」という意味でも意味が通じますが、
否定や疑問を強める意味で「一体全体」という意味でも使われます。
not ~ in nature で「全然~でない」という意味です。

nor do the children of men as a whole experience it. で「(でないだけでなく)人類は概してそれを経験しない」です。
…, nor ~ で「…でもなく~でもない」です。
nor の後の do は倒置です。
the children of men don’t experience it が、
nor につられて do が頭にきた形です。
例:I don’t like celery. Nor do I.「セロリが嫌いです。私もです。」
the children of men は「我々人類の子供たち」という意味です。
men はこの場合「人、人類、人間」です。
as a whole は「概して、たいがいは」という意味の副詞句です。
experience it で「安全を経験する」です。 itsecurity のことですね。

Avoiding danger is no safer in the long run than outright exposure. で「危険を避けることは安全ではない、長期的に見れば、全面的に危険にさらけ出すことよりも」です。
Avoiding danger で「危険を避けること」です。
is no safer で「~はより安全ではない」です。
in the long run は「長い目で見れば、長期的には」という意味の慣用句です。
than outright exposure で「全面的に(危険に)晒すことより」です。
exposure は「晒すこと、露出」です。
動詞形は expose イクス[ポ]ウズ「~をさらす、むき出しにする」です。
この場合は前述の the children of men を危険に晒すということで「教育の話」だと分かりますね。
outright は「全くの、全面的な、徹底的な」という意味の形容詞です。
例:outright deny「完全な否定、全否定」、outright lie「全くの嘘」

Life is either a daring adventure, or nothing. で「人生は~か…のどちらかだ、大胆な冒険か、無か」です。
either ~ or … で「~か…かのどちらか」という意味です。
daring adventure で「大胆な冒険、向こう見ずな冒険」です。
dare デアで「大胆にも~する」という意味の動詞になります。

それではまず文節に分けて日本語に訳し内容を理解して下さい。

Security is mostly a superstition.
安全なんて大部分は迷信だ

It does not exist in nature,
それは全く存在しないし

nor do
また(~するものでも)ない

the children of men
人間の子供たちが

as a whole
概して

experience it.
経験する(ものでもない)

Avoiding danger is no safer
危険を避けることは安全ではない

in the long run
長い目で見れば

than outright exposure.
(子供たちを)完全に危険に晒すことよりも

Life is either
人生は~か…のどちらかなのだ

a daring adventure,
大胆な冒険か

or nothing.
何物でもないかの

今度は「頭の中で」一行ずつ日本語に訳しながら…

Security is mostly a superstition.

It does not exist in nature,

nor do

the children of men

as a whole

experience it.

Avoiding danger is no safer

in the long run

than outright exposure.

Life is either

a daring adventure,

or nothing.

次はいちいち日本語に訳さずに読んでみましょう。

Security is mostly a superstition.
It does not exist in nature,
nor do
the children of men
as a whole
experience it.
Avoiding danger is no safer
in the long run
than outright exposure.
Life is either
a daring adventure,
or nothing.

では最後に日本語に訳さずにこの文章の情景を思い浮かべられるようになるまで繰り返し読んでみてください。目を閉じて暗唱できるようになったら完璧です。

Security is mostly a superstition.
It does not exist in nature,
nor do
the children of men
as a whole
experience it.
Avoiding danger is no safer
in the long run
than outright exposure.
Life is either
a daring adventure,
or nothing.

Good job!
英語脳で読めましたね。今日も一歩、あなたはネイティブスピーカーに近づきました。おめでとう!

復習:日本語から英語を思い出してみましょう。

安全なんて大部分は迷信だ

それは全く存在しないし

また(~するものでも)ない

人間の子供たちが

概して

経験する(ものでもない)

危険を避けることは安全ではない

長い目で見れば

(子供たちを)完全に危険に晒すことよりも

人生は~か…のどちらかなのだ

大胆な冒険か

何物でもないかの

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3件のコメント

いつも大変お世話になります。
Avoiding danger is no safer in the long run than outright exposure. で「危険を避けることは安全ではない、長期的に見れば、全面的に危険にさらけ出すことよりも」です。 is no safer で「~はより安全ではない」です。
than outright exposure で「全面的に(危険に)晒すことより」です。

この部分ですが no safer を、not safer と 同じだとされているようですが、これは違うと思います。
no 比較級 than ~ で、「同じ程度しか~でない」の意だと思います。
例の クジラの公式です。(A whale is no more a fish than a horse is.)

従って「子供にとって危険を避けるということは、子供を完全に危険に晒すことと同じように、長い目で見ると安全ではない。」とすべきだと思います。
 

じろうさん、いつもご指摘いただきありがとうございます。
no safer than ~ の件、確認しました。
恥ずかしながら、no 比較級 than の構文は初めて知りました!
なるほどそういうことなんですね。勉強になりました。
修正版をアップさせていただきましたので、ご確認いただければ幸いです。

いつも大変お世話になっております。
修正版を確認させていただきました。ありがとうございます。

「真剣に学びたい人のための英会話学習サイト」も確認させていただきました。
とても参考になりました。

今後とも、よろしくお願い申し上げます。

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