英語脳メルマガ 第04790号 Every movie I do, I always use things の意味は?

https://en.wikipedia.org/wiki/Melancholia_(2011_film)

今日も英語脳で英語を読む練習をしていきましょう!

一日一文“英語脳”で読む英語上達法
2022年5月19日(木)号
VOL.4790

本日の例文

アメリカ合衆国の女優であるキルスティン・ダンストの言葉です。

Every movie I do, I always use things that have happened in my life. Funny moments, anything. If it just sticks out I’ll write it down and use that, too, because it has to come out of you. But no one can work when they’re depressed. I don’t think I’d physically be able to do it if I were depressed.

今日の予習

stick out
突き出す、際立つ、目につく

write ~ down
書き留める、メモする

come out of ~
~から出てくる、得られる

depressed
音声
ディ・プ[レ]ストゥ
精神的に沈んだ

physically
音声
[フィ]・ジ・カ・リィ
肉体的に、身体的に


引用元:Kirsten Dunst- Brainy Quote

Every movie I do, I always use things that have happened in my life. Funny moments, anything. If it just sticks out I’ll write it down and use that, too, because it has to come out of you. But no one can work when they’re depressed. I don’t think I’d physically be able to do it if I were depressed.
で「私が演じた映画ではすべて、私はいつも自分の人生の中で起こったことを使います。面白い瞬間や、なんでもです。何か気が付いたことがあるとそれも書き留めて使います、だって演技は自分の中から出てくるものでなくてはいけないですから。でも、鬱気味の時は誰も仕事なんかできません。もし自分が鬱だったら物理的に仕事できないと思います。」という意味になります。

ラース・フォン・トリアー監督でキルスティン・ダンストが主演した2011年の映画「メランコリア」についての記事が出典のようです。
こちらの記事です。
https://www.thedailybeast.com/kirsten-dunst-on-melancholia-and-lars-von-trier

Every movie (that) I do, で「私がやるすべての映画で」です。
do はここでは「演じる」としました。
every movieevery year などと同じで、前置詞なしで副詞的に「毎映画ごとに、すべての映画で」という意味合いです。

I always use things *that* have happened in my life. で「私はいつも~を使います、私の人生の中で起こったことを」です。
things *that* have happened in my life. で「私の人生の中で起こったこと」です。

Funny moments, anything. で「面白い瞬間や、それ以外にもなんでも」です。

If it just sticks out「もしそれが目に付けば」
I’ll write it down and use that, 「私はそれを書き留めてそれを使います。」です。
it「それ」とは、演技のために使えそうな人生で起きた経験、を指しています。

because it has to come out of you. で「なぜならそれはそれはあなたの中から出てくるべきだから」です。
ここでの it は「演技」または「演技のネタ」と言ったところでしょうか。
come out of ~ で「~の中からくる」です。
come out of you で、つまり演技というものは誰かのまねではなく「その役者自身から出てくる」ものでなくちゃならないから、ということだと思われます。

But no one can work when they’re depressed. で「でも、誰も鬱の時は仕事ができません」です.
depressed ディプ[レ]ストゥで「うつ状態の」という意味の形容詞です。
映画のタイトルにもなっている melancholia も「鬱病」という意味ですね。

I don’t think (that) I’d physically be able to do it で「私は物理的にそれができないと思う」です。
if I were depressed. で「もし私が鬱だったら」です。
physically は「身体的に、肉体的に、物理的に」という意味です。
つまり精神論とかではなく「物理的に」無理だ、ということです。
If I were ~, I would ~.「もし仮に私が~だったら、~だろう」と仮定表現になっています。

記事中では、実際キルスティン・ダンスト自身も数年前に鬱病にかかったと言っています。
そしてその体験が今回の役に自信をもって挑めた理由だとも言っています。

それではまず文節に分けて日本語に訳し内容を理解して下さい。

Every movie I do,
演じる映画ごとに

I always use things
私は~なことをいつも使います

that have happened in my life.
人生で起こったことを

Funny moments, anything.
面白い瞬間や、何でも

If it just sticks out
もしそれが目に付いたら

I’ll write it down
それを書き留め

and use that, too,
それを使ったりもします

because it has to come out of you.
なぜならそれは役者の中から出てくるものでなければいけないから

But no one can work
でも誰も働けません

when they’re depressed.
鬱だったら

I don’t think I’d physically be able to do it
私だったら物理的に無理だと思います

if I were depressed.
もし私が鬱だったら

今度は「頭の中で」一行ずつ日本語に訳しながら…

Every movie I do,

I always use things

that have happened in my life.

Funny moments, anything.

If it just sticks out

I’ll write it down

and use that, too,

because it has to come out of you.

But no one can work

when they’re depressed.

I don’t think I’d physically be able to do it

if I were depressed.

次はいちいち日本語に訳さずに読んでみましょう。

Every movie I do,
I always use things
that have happened in my life.
Funny moments, anything.
If it just sticks out
I’ll write it down
and use that, too,
because it has to come out of you.
But no one can work
when they’re depressed.
I don’t think I’d physically be able to do it
if I were depressed.

では最後に日本語に訳さずにこの文章の情景を思い浮かべられるようになるまで繰り返し読んでみてください。目を閉じて暗唱できるようになったら完璧です。

Every movie I do,
I always use things
that have happened in my life.
Funny moments, anything.
If it just sticks out
I’ll write it down
and use that, too,
because it has to come out of you.
But no one can work
when they’re depressed.
I don’t think I’d physically be able to do it
if I were depressed.

Good job!
英語脳で読めましたね。今日も一歩、あなたはネイティブスピーカーに近づきました。おめでとう!

復習:日本語から英語を思い出してみましょう。

演じる映画ごとに

私は~なことをいつも使います

人生で起こったことを

面白い瞬間や、何でも

もしそれが目に付いたら

それを書き留め

それを使ったりもします

なぜならそれは役者の中から出てくるものでなければいけないから

でも誰も働けません

鬱だったら

私だったら物理的に無理だと思います

もし私が鬱だったら

今日のつぶやき

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dabble in ~「~にちょっと手を出す、~をかじる」
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apropos of nothing「だしぬけに、唐突に」
apropos アプロ[ポ]ウ「適切な、折よく、ところで」
pervy「いやらしい、変態チックな」

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編集:こばやし

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2件のコメント

いつも大変お世話になります。
本日の記事で、気になるところがありましたので、連絡します。

I always use things (that) have happened in my life. で「私はいつも~を使います、私の人生の中で起こったことを」です。
things (that) have happened in my life. で「私の人生の中で起こったこと」です。

以上の2箇所で、that を( )でくくってありましたが、なんのためですか?
本文には、( )のない that が使われており、しかも主格を示す省略のできない that です。

なお、その下に書いてあるところ
  I don’t think (that) I’d physically be able to do it
  で「私は物理的にそれができないと思う」です。
この個所の (that) は OK です。

用件のみにて失礼します。

コメントありがとうございます。
関係代名詞の that であることを分かりやすくするための () のつもりでしたが、
確かに、() でくくると「省略できる」という誤解を招いてしまいますね。
今後は、別の表記法を模索してみます。

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