中学・高校・大学と、私はかなり英語を熱心に勉強した方だと思います。
なかでも中学生時代に習得した勉強方法が最も効果的だったので、その方法をご紹介します。
これは社会科の授業のときに教わった方法なのですが、他の教科でも十分活用できます。
まず赤、黄、青のカラーペンを用意します。
可能であれば蛍光マーカーがおすすめで、なければボールペン等でも構いません。
通常、日本の英語の授業において、ほとんどが単語や連語を学び、暗記する作業になると思います。
そこで、それらが自分にとってどの程度重要なのかを3色のカラーペンで色分けしていくのです。
まず、最も重要なものは赤。その次が黄、そして青の順に。
また、重要と言うのは2通りあって、
もしテストの点数アップを狙うのであれば、先生がテストに出るよ!と言われたところに赤を使うのもいいかもしれません。
しかし私のおすすめは、ぜひ「自分にとっての重要度」で判断することです。
教科書では最重要として扱われているけれど、自分にとってはそうでもない場合があります。
そこは黄か青でいいのです。
逆にさらっと触れてあるだけだけれど、自分にはとても重要に思えるもの、絶対に忘れたくないものがありますよね。
そこは赤を引いて、星などのマークを書き加えるのもいいかもしれません。
そうした自分自身の感覚で色分けしていくと、自分の弱点や傾向が少しずつ掴めてきます。
また、重要度を判断するということは、一度自分の中でその単語や連語を処理することになるので、情報処理のスピードが上がるようにも思います。
テスト勉強のときや苦手克服をしたいとき、教科書やノートを見直して、赤いペンで色付けしたところを重点的にやれば、自分の苦手なポイントが一気に補完され、想像以上に英語力が上がることは間違いないと思います。
ところで、この3色で重要度を色分けする方法は、教科書やノートにおいてのみではありません。
私がおすすめするのは、英和辞書です。
英語を学ぶ際、辞書は欠かせないと思います。
最近では電子辞書を使う方も多いかもしれません。
私も持っていますし、とても便利なものです。
ただ、ぜひ電子ではない、従来の辞書を使いこなせるようになってほしいという願いがあります。
従来の辞書を引くとき、単語のスペル順に自分の手でページをめくりながら探していきます。
これはスペルを覚えることに役立ちます。
さらに、目的の単語を探したら、そこには単語の意味はもちろんのこと、他にも発音記号や例文、間違いやすい表現等も載っており、読んでいると「なるほど」と思うこともたくさんあります。
そんなときには、可能であれば、やはり3色のペンを使って直接書き込んでほしいのです。
自分の重要度によって色分けしたり、メモを書き込んだりすることで、自分だけの、オリジナルの教科書や辞書が出来上がっていきます。
これは英語を学ぶ上で、何にも代えがたい、唯一無二の財産になるのです。
私は学校を卒業して何年も経ちますが、学生時代に使った教材、辞書、ノート等は大切に保管しています。
そして何かの折には取り出して眺めると、授業中の空気が昨日のことのように蘇るのです。
最後に色分けのポイントを二つ。
一つ目は、あまり赤を多用し過ぎないこと。
赤は本当に重要なときだけ使うようにすると、自然とそこが強調されるようになり、目にとまりやすくなります。
二つ目は、色分けの線を引く際、できれば定規を使うこと。
こうすることでページの中が雑然とすることなく、頭の整理もしやすいと思います。
この方法が、英語を学ぶときの助けとなることを願っています。
ペンネーム:apさん(30代前半女性)
英語レベル:英検2級
- 目標:大学受験
- 分野:リーディング(読解力)
- 場所・ツール:教科書・参考書
- 英語学習法:ボキャビル・語彙増強 | 英文法
- 英語レベル:中級
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