英語脳メルマガ 第05077号 Whoever tramples on the plea の意味は?

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今日も英語脳で英語を読む練習をしていきましょう!

一日一文“英語脳”で読む英語上達法
2023年3月2日(木)号
VOL.5077

本日の例文

アメリカの書籍編集者であるウィリアム・アレン・ホワイトの言葉です

Whoever tramples on the plea for justice temperately made in the name of peace only outrages peace and kills something fine in the heart of man which God put there when we got our manhood.

今日の予習

whoever
音声
フー・[エ]ヴァー
~するのは誰でも

trample
音声
トゥ[ラ]ム・プォ
踏みにじる

plea
音声
[プ]リー
嘆願、懇願

plea for justice
正義を求める嘆願

temperately
[テ]ン・パ・リトゥ・リ
穏やかで[に]、節度を持って

in the name of ~
~の名において

outrage
[ア]ウトゥ・レイジ
~を激怒させる

manhood
音声
[マ]ン・フドゥ
人間であること、人間らしさ


引用元:William Allen White- Brainy Quote

Whoever tramples on the plea for justice temperately made in the name of peace only outrages peace and kills something fine in the heart of man which God put there when we got our manhood.
で「平和の名において穏やかに為された正義への嘆願を踏みにじるものは誰でも、平和を侵害し、私たちが人間となった時に神がそこに置いた人間の心に奥にある素晴らしものを殺すことになる。」という意味になります。

こちらが原文です。
https://kuhistory.ku.edu/node/130

Whoever tramples on the plea for justice temperately made in the name of peace までが主語になります。
「~を踏みにじるものは誰でも、正義への嘆願を、平和の名のもとにおいて穏やかに為された(嘆願を)」です。
trample on ~ で「~を踏みにじる、~を蹂躙する、違反する」という意味の句動詞です。
the plea for justice で「正義を求める嘆願」です。
plea プ[リ]ーで「嘆願、懇願、申し立て」です。
make a plea で「嘆願する、主張する」という意味のコロケーションになっています。
(the plea for justice) temperately made で「穏やかに為された(正義を求める嘆願)」
in the name of peace で「平和の名の下で、平和のために」

それを踏みにじるものは誰でも(whoever
only outrages peace で「ただ平和を侵害するだけだ」
outrage はここでは動詞で「~を激怒させる、~を侵害する」です。

and ~「そして~」
kills something fine で「素晴らしいものを殺す」です。
something fine で「なにか素敵なもの」です。
something の場合は、形容詞が後ろに来るので注意しましょう。
in the heart of man で「人間の心の中(にある)」

その人間の心の中の素敵なものとは、
which God put there で「(それは)神がそこに置いた」です。
there とは in the heart of man を指しています。
when we got our manhood. で「我々人間が人間性を得た時に」です。
つまり人間が人間となった時に、ということですね。
manhood は「男性であること、男らしさ」という意味もありますが、ここでは「人間であること」です。

それではまず文節に分けて日本語に訳し内容を理解して下さい。

Whoever
~する者は誰でも

tramples on
~を蹂躙する(ものは)

the plea for justice
正義への嘆願を

temperately made
穏やかに為された

in the name of peace
平和の名のもとに

only outrages peace
は、平和を侵害する

and kills
そして~を殺す

something fine
素敵なものを

in the heart of man
人間の心の中の

which God put there
それは神がそこに置いた

when we got our manhood.
我々人間が人間になった時に

今度は「頭の中で」一行ずつ日本語に訳しながら…

Whoever

tramples on

the plea for justice

temperately made

in the name of peace

only outrages peace

and kills

something fine

in the heart of man

which God put there

when we got our manhood.

次はいちいち日本語に訳さずに読んでみましょう。

Whoever
tramples on
the plea for justice
temperately made
in the name of peace
only outrages peace
and kills
something fine
in the heart of man
which God put there
when we got our manhood.

では最後に日本語に訳さずにこの文章の情景を思い浮かべられるようになるまで繰り返し読んでみてください。目を閉じて暗唱できるようになったら完璧です。

Whoever
tramples on
the plea for justice
temperately made
in the name of peace
only outrages peace
and kills
something fine
in the heart of man
which God put there
when we got our manhood.

Good job!
英語脳で読めましたね。今日も一歩、あなたはネイティブスピーカーに近づきました。おめでとう!

復習:日本語から英語を思い出してみましょう。

~する者は誰でも

~を蹂躙する(ものは)

正義への嘆願を

穏やかに為された

平和の名のもとに

は、平和を侵害する

そして~を殺す

素敵なものを

人間の心の中の

それは神がそこに置いた

我々人間が人間になった時に

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3件のコメント

いつも大変お世話になります。
本日の記事で、どうしても理解できない所がありましたので、投稿します。

 Whoever tramples on the plea for justice temperately made in the name of peace
 まで が主語になります。
 「~を踏みにじるものは誰でも、正義への嘆願を、平和の名のもとにおいて穏やかに為された
 (嘆願を)」です。
とありますが、in the name of peace は, made にかかるのではなく、
trampies にかかるのでは、ありませんか?
  「~を平和の名のもとに踏みにじるものは誰でも、穏やかに為された正義への嘆願を」です。
つまり、「平和を名目として、正義への嘆願を踏みにじるものは誰でも、平和を侵害し、私たちが人間となった時に神がそこに置いた人間の心に奥にある素晴らしものを殺すことになる。」

原文を見ました。原文では本記事の英文の前に、Whoever pleads for justice helps to keep the peace; という文がありました。
 筆者の要点は、言論の自由が法や一般常識よりも大事で、言論の自由は正義のためにあり、正義を求めることが平和につながるが、決して逆ではない。平和の名で正義を弾圧するなら、それは平和を侵害することになる。ということだと考えます。

 少し長くなりましたが、よろしく。

コメントいただきありがとうございます。

引用の原文を読み返してみました。
https://kuhistory.ku.edu/node/130
自分的にはやはり、in the name of peace は、 temperately made にかかっていると思いました。

筆者の要点は、素直に、
justice と peace はセットでそれを踏みにじる者は peace な状態を破壊してしまう、
ということだと思います。
ちょっと前の方で peace without justice is tyranny「正義なき平和は専制である」と言っています。
どうでしょうか?

いつも大変お世話になります。
コメントの返事をいただき、ありがとうございます。

引用の原文を読み返してみました。https://kuhistory.ku.edu/node/130
自分的にはやはり、in the name of peace は、
temperately made ではなく、trampies にかかっていると思いました。

justice と peace はセットではなく、セットであるべきのが理想なのだが、現実はそうではない。ちょっと前の方で peace without justice is tyranny「正義なき平和は専制である」と言っています。これはそのことを補強しています。
現実は、peace の名のもとに、justice を破壊しているが、
結局筆者は、「それを本来の理想である peace に近づけるためには 言論の自由が大事である!
法よりも言論の自由を大事にして、自分の言いたいことをどんどん述べようぜ!」
と言いたいわけです。

 なお、本文  only outrages peace and kills something fine in the heart of man の中で
only が使われておりますが、このonly はどんな意味で使われているのでしょうか?
先生の訳にはほとんど無視されていますが、これもやはり、in the name of peace は、
temperately made ではなく、trampies にかかることの補強だと思います。

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