英語脳メルマガ 第04855号 But over at Hilbert’s Infinite Hotel, の意味は?

jeff_dekofsky_the_infinite_hotel_paradox
https://www.ted.com/talks/jeff_dekofsky_the_infinite_hotel_paradox

今日も英語脳で英語を読む練習をしていきましょう!

一日一文“英語脳”で読む英語上達法
2022年7月23日(土)号
VOL.4855

本日の例文

TED-Edより「The Infinite Hotel Paradox(無限ホテルのパラドックス)」です。

But over at Hilbert’s Infinite Hotel, where there’s never any vacancy and always room for more, the scenarios faced by the ever-diligent and maybe too hospitable night manager serve to remind us of just how hard it is for our relatively finite minds to grasp a concept as large as infinity.

今日の予習

vacancy
音声
[ヴェ]イ・カン・スィ
空き、空き地、空室

scenario
音声
スィ・[ナ]・リ・オウ
シナリオ、脚本

~ faced by …
…が遭遇する~

diligent
音声
[ディ]・リ・ジェントゥ
勤勉な、熱心な

hospitable
音声
[ハ]ス・ピ・タ・ボォ
温かくもてなす、親切に[手厚く]もてなす

serve to do ~
~する働きをする、~するのに役立つ

remind ~ of …
~に…のことを思い出させる

relatively
音声
[レ]・ラ・ティヴ・リ
相対的に、比較的

finite
音声
[ファ]イ・ナイトゥ
限界のある、限りある

grasp
音声
グ[ラ]スプ
~を握る、つかむ、把握する、理解する


引用元:The Infinite Hotel Paradox – TED
動画の開始位置 5:19

But over at Hilbert’s Infinite Hotel, where there’s never any vacancy and always room for more, the scenarios faced by the ever-diligent and maybe too hospitable night manager serve to remind us of just how hard it is for our relatively finite minds to grasp a concept as large as infinity.
で「しかし、常に満室だけどどんどん客を収容するスペース出てくるヒルベルトの無限ホテルに行ってみれば、勤勉で寛容すぎるその夜勤マネージャーが遭遇したその物語が、私たちにあることを思い出させてくれます。比較的有限な我々の脳が、無限という大きな概念を理解することがいかに難しいことかを。」という意味になります。

前回の文を確認したい方はこちらから。
http://www.eigonou.net/backnumber/04848/

But「しかし」
over at Hilbert’s Infinite Hotel で「ヒルベルトの無限ホテルの方では」です。
at ~ に副詞 over くっついた形です。
over は「渡って、横切って、移動して」といった意味合い。
例:over there「向こうでは」、Come over here!「こっちに来て!」

where ~Hilbert’s Infinite Hotel を先行詞とした関係副詞で「(そこでは)~」という意味になります。
there’s never any vacancy and always room for more, で「決して空室がない、しかし、常により多くのためのスペースがある」です。
never any vacancy で「一切の空室がない」です。つまり「常に満室」といういことです。
and は「そして、また」という意味だけではなく、このように日本語にすると「しかし、でも」と訳せる場合もありますので注意です。
room for more は「さらに多くの(客)のための余地」です。

その「ヒルベルトの無限ホテル」では、
the scenarios faced by the ever-diligent and maybe too hospitable night manager が主語になって「勤勉で寛容すぎるその夜勤マネージャーが遭遇したその物語」です。
the scenarios「そのシナリオ、その状況」です。今まで語られてきた状況のことを指しています。
faced by ~ で「~によって直面させられた」です。つまり「~が遭遇した、~が直面した」という意味です。
the ever-diligent and maybe too hospitable night manager が一つの名詞句で「いつも勤勉でたぶん寛容すぎるその夜勤マネージャー」です。
ever-diligent は「常に勤勉な」という意味の形容詞。
ever- + 形容詞で「いつも~な、ずっと~な」という意味になります。
例:ever-changing trend「絶えず変化するトレンド」
maybe too hospitable で「たぶん親切すぎる」です。
hospitable ホスピタボォは「温かくもてなす、親切に対応する、受け入れる、手厚い」という意味の形容詞です。
元は hospice ホスピス「巡礼者の救護所」から来ています。

そのマネージャーが直面した状況(the scenarios)が、
serve to remind us of ~ で「私たちに~を思い出させるのに役立っている」です。
serve to do ~ で「~するのに働く、~するのに役立つ」という意味の言い回し。
そして、remind ~ of … で「~に…のことを思い出させる」という意味の言い回しです。

私達に何を思い出させてくれるかというと、
just how hard it is ~ で「~が如何に大変なことかを」です。
for our relatively finite minds to do ~ で「それに比較すれば限られた私たちの頭脳が、~をすることは(大変なことだ)」です。
our relatively finite minds で「私たちの比較的に有限の脳」です。
our minds で「私たちの頭脳・知性」です。
relatively finite「比較すると有限の」とは、つまり「無限」と比べたら、ということですね。

何をするのが難しいのかというと、
(to) grasp ~ で「~を把握することが」
a concept as large as infinity. で「概念を、無限ほど大きな」です。
grasp は「~を掴む、~を握る」ですが、比ゆ的に「~を把握する」という意味にもなります。
a concept で「概念」です。
どんな概念かというと、
as large as infinity で「無限と同じくらい大きな(概念)」となります。
つまり「無限くらい大きい概念」となります。

それではまず文節に分けて日本語に訳し内容を理解して下さい。

But
しかし

over at Hilbert’s Infinite Hotel,
ヒルベルトの無限ホテルの方では

where
(そこでは)

there’s never any vacancy and
常に空室はないけど

always room for more,
それでも常に新しい客のためのスペース(がある)

the scenarios faced by
~が直面した状況が

the ever-diligent and maybe too hospitable night manager
いつも勤勉でたぶん行き過ぎて寛容な夜勤マネージャーが

serve to remind us of
(その状況が)私たちに~ということを思い出させてくれる

just how hard it is
~がどれだけ難しいかを

for our relatively finite minds
我々の比較すれば限られた頭脳が

to grasp
~を把握することが

a concept as large as infinity.
無限ほどの大きな概念を

今度は「頭の中で」一行ずつ日本語に訳しながら…

But

over at Hilbert’s Infinite Hotel,

where

there’s never any vacancy and

always room for more,

the scenarios faced by

the ever-diligent and maybe too hospitable night manager

serve to remind us of

just how hard it is

for our relatively finite minds

to grasp

a concept as large as infinity.

次はいちいち日本語に訳さずに読んでみましょう。

But
over at Hilbert’s Infinite Hotel,
where
there’s never any vacancy and
always room for more,
the scenarios faced by
the ever-diligent and maybe too hospitable night manager
serve to remind us of
just how hard it is
for our relatively finite minds
to grasp
a concept as large as infinity.

では最後に日本語に訳さずにこの文章の情景を思い浮かべられるようになるまで繰り返し読んでみてください。目を閉じて暗唱できるようになったら完璧です。

But
over at Hilbert’s Infinite Hotel,
where
there’s never any vacancy and
always room for more,
the scenarios faced by
the ever-diligent and maybe too hospitable night manager
serve to remind us of
just how hard it is
for our relatively finite minds
to grasp
a concept as large as infinity.

Good job!
英語脳で読めましたね。今日も一歩、あなたはネイティブスピーカーに近づきました。おめでとう!

復習:日本語から英語を思い出してみましょう。

しかし

ヒルベルトの無限ホテルの方では

(そこでは)

常に空室はないけど

それでも常に新しい客のためのスペース(がある)

~が直面した状況が

いつも勤勉でたぶん行き過ぎて寛容な夜勤マネージャーが

(その状況が)私たちに~ということを思い出させてくれる

~がどれだけ難しいかを

我々の比較すれば限られた頭脳が

~を把握することが

無限ほどの大きな概念を

今日のつぶやき

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それではまた明日!

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編集:こばやし

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