わたしのTOEIC初挑戦体験記

猫好きさんから投稿いただいた「みんなの英語学習法」です。
TOEICに初挑戦した時の事を振り返ってもらいました。

TOEICに初挑戦

私が通っている学校では、4年になったらTOEICを生徒全員が受けなければいけませんでした。
強制である代わりに受験料は学校が受け持ってくれるので、私はせっかくの機会なのだから良い点数を取ろうとやる気を出していました。
TOEICの対策として英語の授業の時間に、先生がTOEICの過去問を用意していました。
初めてTOEICの過去問を解いたときはこんなものできるわけがないと思いました。
何も理解できなくて、どうにか理解しようとしてもそもそも単語の意味が分かりません。
しかも2時間という長い時間、問題を解き続けなくてはいけない。
理解できないものに楽しみを見出すこともできないので集中力が持つはずもありません。

それからはどうにかしなければいけないという焦りから勉強をしようとしました。
しかし何から手を付けていいのか、自分に合う勉強方法とは何なのか全く分かりませんでした。
でも、何か始めなければいけません。
とりあえず過去問を何回も解いてみることにしました。

やろうと決めてからは残念ながらあまり続けることができませんでした。
理解できないのに実践をしてしまったのだから当たり前ではあるのですが、私は自分が情けなく思いました。
自分でやると決めたくせにもう諦めてしまうのか、と。

今思うと、そんな根性論の問題ではないと分かります。
続けられなくなった時点で、その勉強方法は自分に合わないのではないか、他の何か別の勉強方法を探すべきではないか。
そう考えを巡らせれば良かったのですが…。
当時の私はそういう考えには至らず、ひたすら情けない自分を責めていました。
責めて、またTOEICの過去問を解き始めました。
２、３日やっては数日やらないということを繰り返していました。

何かをやり始めたなら毎日やらなければあまり意味がありません。
せっかく勉強したのに、やらない間に勉強したことをほとんど忘れてしまっていました。
さて、こんな状態でTOEICで好成績を収めることが出来るでしょうか。もちろん無理です。
TOEICの問題はほとんど勘で解きました。結果を見たときは思わず苦笑いしました。
自分でも思っていました。良い点が取れているわけがないと。
予想は大当たり。点数は300点前半。
今まで勉強してきた時間は何だったのか。全くの無駄ではありませんか。

学んだこと

でも学ぶこともありました。私はもっと勉強方法を考えるべきでした。
いえ、勉強方法以前に目標をもっと強く持つべきだったのでしょう。
「TOEICを受けて、高得点が取れればいいな。」
その程度の気持でしか受けていなかったのです。

目指したい場所が明確に決まっているなら、自ずとやるべきことも見えてくるものだと思います。
今回私はまず単語をほとんど知りませんでした。
ならば単語を多く調べてみたり、単語帳を買ってそれで勉強してみても良かったでしょう。

そもそも私はあまり英語に触れてこなかった。ならばまず、簡単な英文を読んだり聞いたりすることから始めてもよかったでしょう。
自分に合う勉強方法を探すこと、明確な目標を作ること。
次に勉強するときはこれらをもっと考えようと思います。

ペンネーム：猫好きさん（19歳・女・学生）
英語レベル：英検3級

猫好きさん、ご投稿ありがとうございます！

TOEIC初挑戦時の体験談をご紹介いただきました。
TOEIC対策を始めたものの、いったい何をどうすればわからない状態。きっと最初はみんなこんな感じでしょう。
またTOEICは英語力が高い人も低い人も全く同じ問題を解くことになる形式のテストです。
英検とはここが違う点です。
まだ英語力に自信がない人は、５～１級まで細かくGradeが別れている「英検」を活用すると自信を損なわずに続けることができるでしょう。
英検で２級くらいになるとTOEICも楽しくなってきますよ！

• 目標：資格取得
• 資格・試験：TOEIC（L&R）
• 分野：リーディング（読解力） | リスニング（聞き取り力）
• 場所・ツール：教科書・参考書
• 英語レベル：初級