オンラインゲームで英語を学んだ私の英語学習体験談

LOLチャレンジャーさんから投稿いただいた「みんなの英語学習法」です。
ネットゲームを利用した英語学習について紹介していただきました。


私はLeague of Legends(以下、LOL)という海外のPCオンラインゲームで英語を学ぶきっかけを得ました。LOLはサービス開始当初はアメリカサーバーでプレイすることしかできず、ゲーム内コミュニケーションは必然的に英語でのチャットがメインでした。

アメリカのサーバーでネットゲームをプレイ

当時高校生だった私は、海外ゲームのプレイ経験もなく、また英語もそれほど得意でなかったので、ゲーム内での英語でのコミュニケーションが不安でした。友人にLOLを勧められたとき、私がその旨を伝えたところ、英語がわからなくてもできるということだったので、意を決してプレイしてみたところ、ゲーム内でのコミュニケーションはかなり簡単な文章ばかりで、また頻用される言葉も限定的だったため、友人の言う通りで、なれるのにはそれほど時間を要しませんでした。
ただ、困ったのは、ネットミームです。英語圏でのオンラインゲームはミームがよく使われ、LOLも例外ではなかったため、知らないミームを見るたび、それを覚えていきました。
それらのミームや、ゲーム内で頻用される言葉を理解していくうち、自然と語彙力も上がっていました。
しかしながら、それらのうちほとんどは、”WTF”, “noob”, “blain dead player”, “Are you serious??” のような、現実ではとうてい使えないような悪口や罵倒の文句ばかりでした。悪しき文化ではありますが、少なくとも自分自身が相手に煽られっぱなしにならないよう、言い返せるくらいのライティング力はついたと思います。
また、リアルな英語というものを体感できる機会は日本にいると多くないので、そのような体験もチャットでのやりとりを通してできたのではないかと思います。

英語でのやり取りを生で見れるという魅力

また、最低限のコミュニケーション方法も、そういったチャットでのやりとりで学べました。
例えば私がミスプレイをしたと考えた味方プレイヤーが”Why u went there?” (この場合はdid you goが正しい英語文法だと思いますが、逆にこのような言い方をネイティブな人もするという学びにもなりました)と私にチャットしたとします。これはWhyに対するreasonを説明する必要があるため、”For dragon”, “Because of 1 enemy alone”などのように返すことができれば、十分でしょう。
でも、当時の私は”dragon”, “1 enemy”くらいしか返せず、十分に意図が伝わりませんでした。どう返すのが正解かわからないという状況は多々ありましたが、そんなとき、「味方の英語圏プレイヤー同士の会話を見られる」ということが大きなメリットでした。
つまり、他のプレイヤーが、図らずも私の教師の役割となってくれていた、ということです。

ゲームの情報が英文なのも英語学習に繋がった

LOLで英語が必要だったもう1つの大きな理由があります。それは、ゲーム内テキストやwikiの文章が英語であったことです。
ゲームに慣れてくると、ゲーム内テキストやwikiをしっかりと理解する必要が出てきました。
当時は翻訳ソフトもそれほど発達していなかったので、自力で辞書を駆使しながら読み進める必要がありました。
学校の英語教科書の文章にはまったく興味が持てず全然読めませんでしたが、ゲームに関する文章であれば、英文読解するのもそれほど苦になりませんでした。そうやって、英語で得た情報で自分のゲームスキルが上がったと実感できた時、通常の英語学習では得られなかった達成感を得ることができました。

ゲームがきっかけで英語学習が捗るように

こうしてゲームでの英語に慣れた当時の私は、学校や予備校での英語学習も「ゲームのため」というある種の大義名分が得られたために、以前より高いモチベーションで臨むことができるようになり、英語はいつしか私の得意教科の一つとなっていました。
そして、第一志望の早稲田大学にも合格することができました。私がこの経験から学んだのは、自分の好きなことと勉強が結び付けば、勉強が楽しくなるということでした。
ゲームでなくても、漫画や音楽、映画など、様々な媒体が英語学習に結び付きうるでしょう。英語が苦手という方は、「自分の趣味と英語がどこかで結びつかないか」を探してみるのも、英語上達の一手ではないでしょうか。


ペンネーム:LOLチャレンジャー(32歳・男性・出版業)
英語レベル:TOEIC800点


LOLチャレンジャーさん、ご投稿ありがとうございます!

LoLは世界的に有名なネットゲームですね。
今でこそ、LoLは日本語版・日本サーバーがあるので英語を必要とする機会はあまりないですが、あえて英語学習の為に英語版かつアメリカのサーバーで遊んでみるのもありです。
英語学習の方法としてよく挙げられる、洋画を英語字幕のみで見るなどの勉強法に近いですね。
しかしオンラインゲームだと、コミュニケーションをとらないといけないのでこちらの方が使える英語が早く身に付いていくのではないでしょうか?
また、海外サーバーでプレイしていると海外の友人も作れるのが魅力的です!
勿論、LoLだけでなくFF14やAPEXなど海外サーバーで遊べるオンラインゲームは沢山ありますので、ゲーム好きの方にはとってもおすすめです!




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