50歳を過ぎてから英検2級に挑戦した勉強体験記

ほりさんさんから投稿いただいた「みんなの英語学習法」です。
英検2級合格のための勉強法について紹介していただきました。

数年前、50歳を過ぎて会計事務所での決まりきった仕事を毎日消化するだけの自分に腹が立つようになりました。
また、新型コロナウイルス感染症に関する日本国内での情報が、あまりにも一方的なことに疑いを感じ、日本語以外の言語でコロナについての情報を入手することの必要性を痛切に感じました。
そこで、英語を再学習することを決意、自分の現在の英語の実力がどれほどあるかのかを試すために、英検2級合格を目指して学習を開始しました。

英検2級合格の為に現状把握

まず、手始めに行ったことは、高校入試の英語の問題がどれだけ解けるかどうかを試すことでした。文英堂から刊行されている『最高水準問題集 高校入試 英語』を購入して解いてみました。90パーセントほどの正答率でした。
文法的な項目で忘れてしまった箇所が目立ちました。古い考え方なのでしょうが、日本語とは違う言語ルールが支配している英語を正確に理解するためには、まず英文法を固めるのが英語学習での鉄則だ、と今でも信じています。
この考えに従って、先ほどの問題集がすらすら解けるようになるまで、5回ほど反復学習しました。この際、毎日少しでもいいから、英語に触れる時間を確保するのが大事です。
休日にまとめて学習するのではなく、文法の問題一つでもよいから、英語に触れるのです。そして、読解の問題では音読して、英語のリズム感を体得することも大切です。
これが、英検でのリスニング対策に後々効果的になってきます。

本格的に英検対策開始

さて、高校入試の英語の問題が完全にマスターできるようになったら、次は英検2級対策に入っていきます。なお、英語の実力がいまひとつという方は、英検準2級から始めるのもひとつの方策でしょう。
方法論はシンプルに過去問重視主義です。使った問題集は次のとおりです。
DAILY20日間 英検2級 集中ゼミ 新試験対応版 (旺文社)、英検分野別ターゲット英検2級リーディング問題 改訂版 (旺文社英検書)、英検分野別ターゲット英検2級リスニング問題 改訂版 (旺文社英検書) 。
どれもCDや音声アプリがついていて、使いやすい問題集だったと思います。まず、集中ゼミを使って英検2級の現在のトレンドを理解するようことに。
英検2級合格のために自分にとって弱点になっている箇所を集中ゼミで理解して、克服するよう努めました。ここでも、すらすら解けるようになるまでまた反復学習を5回実行しました。

リスニング対策も怠らずに合格へ

それから、私が重要視したのは、リスニングです。
面接でのスピーキングに対応できるようになるためにも、英語が聞き取れる能力の習得が合格への近道になります。リスニングも毎日欠かさず問題を解いて、英語から離れることがないように努めました。
このようにして問題集の完全理解に努め、自分に自信が持てる段階になってから、英検2級の1次試験に臨むことにしました。リスニング問題で手ごたえは感じたので、とりあえず１次は通過できたと思っていました。
結果は結構よくパス。
次に2次試験になりました。
面接官の英語もよく理解でき、それなり自分の考えを伝えることができました。面接官もニコニコしながら私の英語での答えを聞いていたのが、印象的でした。
結果は1回で英検2級試験に合格できました。
今では英語のツイッター投稿も自動翻訳を使わなくてもだいたいの大意は正確につかめるようになり、日本国内ではわからない海外の情勢についても詳しくわかるようになりました。
それよりも、自分でもまだまだやれると自信を持てるようになったことが、英検2級試験合格での最大の収穫と言えるでしょう。コロナの終わりに近づき、海外でネイティブと丁々発止会話ができるようになることが、私の次の目標です。

ペンネーム：ほりさん（57歳・男性・会計事務所勤務）
英語レベル：英検2級相当

ほりさんさん、ご投稿ありがとうございます！

英検2級合格、おめでとうございます！
資格試験に合格すると自信がつきますし、勉強のモチベーションにもなりますよね。
資格試験において大切なのは、ほりさんさんが行ったようにまずは自分の現状を知ることです。
その時点で出来が悪くとも全く問題ありません。
自分がどこが苦手で、何を勉強していけばいいか、という勉強を道筋を建てて行くことが合格への近道です。
英検は5級～1級まであり、自身の実力に合った級から順々にステップアップしていけるのが魅力的。
英検は公式サイトにてそれぞれの級の過去問が掲載されているので、まずは過去問をざっと解いてみて受ける級を決めるのがおすすめです！

• 目標：資格取得
• 資格・試験：英検2級
• 分野：リスニング（聞き取り力）
• 場所・ツール：教科書・参考書
• 英語学習法：多聴
• 英語レベル：中級